fc2ブログ
11 | 2023/12 | 01
-
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
カテゴリ

最新記事

リンク

プロフィール

JohnScoMania

Author:JohnScoMania
ジョン・スコフィールドの活動を長年フォローしてきています。またトム&ジェリーの音楽探求、アメリカ横断ウルトラクイズの使用曲も収集しています。

アクセスカウンター

The Adam Deitch Quartet / Roll The Tape (2023)

2023.05.01 10:00|2020's
CS969727-01A-BIG.jpgThe Adam Deitch Quartet
"Roll The Tape"
Label:Golden Wolf Records
Released:2023.11
Recorded:2023
(CD) 192641873454

Tracklist:
1.Lay It Back
2.Mushroom Gravy Ft.John Scofield
3.Roll The Tape
4.The Green Light
5.Alone Together
F-j8bWNXQAAaDWv.jpg6.Language Interlude 3
7.Play On Playa
8.7 Down
9.Have Faith
10.Language Interlude 4

Credits:
Drums, Percussion, Producer, Written By – Adam Deitch
Guitar – John Scofield (Tk 2)
Organ, Clavinet – Wil Blades
Saxophone – Ryan Zoidis
Trumpet – Eric "Benny" Bloom
Recorded By – Josh Fairman
Mixed By – John Davis
Mastered By – Gavin Lurssen

 ジョン・スコフィールドのウーヴァージャム・バンドや、レタスなどのジャム・バンド系ドラマーとして知られているアダム・ダイチ率いるカルテットのセカンド・アルバム。ドラムのみならず、ギター、ベース、キーボードもこなすマルチな才能を開花させ、ほとんどの楽曲を作曲。コンポーザーとして才能が炸裂!アダムによって作り込まれたデモを基に、ウィル・ブラデス、エリック・ブルーム、ライアン・ゾイディスによって、2回のレコーディング・セッションで短期間に仕上げられているとのこと。前作に引き続き、ジョン・スコフィールドも「Mushroom Gravy」で参加。アダムの祖母の得意料理マッシュルーム・グレービーソースから着想を得ているそうです。レコーディング日が不明なのだけど、2023年4月19日にアダム主催の「Deitch Academy」のマスタークラスのレッスンにジョンスコが講師として参加しているので、ひょっとするとその前後でレコーディングしているかも?ファースト・アルバムと同路線で、ご機嫌なオルガン・ジャズ、ソウル・ジャズを展開。エリックとライアンの2管フロントがとにかく気持ちいい!そしてファンキーなオルガンとタイトなドラム、問答無用のカッコ良さ!レコードはタワレコ等で入手できるものの、CDはアダム・ダイチの公式サイトのみのリリースだったので、2023年9月29日に予約。発売日の翌日、11月11日にイリノイ州ベンゼンビルから発送され、シカゴから空輸、27日に日本に到着。12月1日に届きました。送料込みで22.88ドルでした。
スポンサーサイト



Rymden / Valleys & Mountains (2023)

2023.03.25 10:00|2020's
rymden.jpgRymden
"Valleys & Mountains"
Ladel: Jazzland Recordings Norway
Recorded: 2023.3.14-17.
Released: 2023
(CD) 3779599

Tracklist:
1.The Hike (feat. John Scofield)
2.A Walk In The Wood
3.Milam Bardo
4.RO
5.The Mountain
6.Song From The Valley
7.Himmel
bugge sco magnus
Credits:
Bugge Wesseltoft: Grand Piano & Keyboards
Dan Berglund: Double Bass
Magnus Ostrom: Drums, Percussion, Electronics & Voices
John Scofield: Electric Guitar on The Hike

Notes:
Recorded at Carriage House Studios by John Montagnese
Recorded by Ake Linton at Rixmixningsverket, Stockholm 14-17 March 2023
Additional Recordings at Islandstream Studios and Bugges Room Spring 2023
Mixed by Ake Linton at Studio Tonkontrol, Gothenburg 22-24 May 2023
Masterd by Classe Persson at CRP Recording June 2023

 ノルウェーを代表するフューチャー・ジャズの第一人者、ブッゲ・ヴェッセルトフト率いるジャズ・トリオ、リムデン。ブッゲは1990年代にジャズの即興性とエレクトロニクスを融合した「ニュー・コンセプション・オブ・ジャズ」を提唱し、現在まで第一線で活躍しているピアニスト。リズム隊のダン・ベルグルンドとマグナス・オストロムの二人はスウェーデンのジャズ・ピアノ・トリオE.S.T.のメンバーだった人達で、リーダーのエスビョルン・スヴェンソンが2007年に亡くなったため解散。2017年にこの3人が集まり、スカンジナビアン・ジャズ・トリオを結成。バンド名は「空間」を意味しているそうで、これまでのアルバム・タイトルにも、オデッセイやアース、スペースなど宇宙を感じさせるものが盛り込んであったけど、本作は宇宙から地球に降り立ったという感じなのかな?北欧ジャズ、クラシック、アンビエント、アブストラクトが絶妙なさじ加減で融合してる。入手動機は、もちろんジョン・スコフィールド。1曲目の「The Hike」でプレイ。即興性を重視したジャムなパートで、ジョンスコ節を延々と。

Adam Blackstone / Legacy. (2023)

2022.09.23 10:00|2020's
img_3ba9df13b816bae23d2a0f2d1df6a488200793.jpgAdam Blackstone
"Legacy."
Label: Bassic Black Entertainment Records
Released: 2023
Recorded: 2022
(CD) ERE864

Tracklist:
1.New Day (feat. Kirk Franklin)
2.Fly Me to the Moon
3.Amongst the Stars (Feat. Terrace Martin & Adam Blackstone Jr.)
4.Lost (feat. John Scofield)
5.Back on the Strip (feat. Queen Latifah)
6.Vulnerable (feat. The Baylor Project)
7.Brother J (feat. DJ Jazzy Jeff)
8.Biggest, Greatest Thing (feat. Mary Mary, Cory Henry, & Dontae Winslow)
9.True Praise (feat. The Origin Band)
10.'Round Midnight (feat. Jazmine Sullivan)
11.The Storm Will Pass
12.Winter (feat. Robert Glasper & Laurin Talese)
13.I'll Be Seeing You (feat. Simone Boseman)
14.Legacy (feat. Jill Scott & Da'T.R.U.T.H.)

 アダム・ブラックストーンはR&B、ソウル界の名裏方で、スーパーボウルLVIハーフタイムショーでのドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、メアリー・J・ブライジ、エミネム、ケンドリック・ラマーらの演出の音楽監督を担当し、エミー賞「Outstanding Music Direction - 2022」ウィナーを獲ったことでも知られるマルチ・ミュージシャン。本作は満を持してリリースした初のソロ・アルバム。各曲共、ゆかりのミュージシャンがフィーチャーされているのだけど、そんな中にジョン・スコフィールドも!ちょっと接点が見当たらないけど、共演経験のあるロバート・グラスパー辺りからの繋がりかも。共演曲「Lost」では、主にソリストとして参加しており、派手さは皆無の安定かつ燻し銀なジョンスコ節。データがなくレコーディング時期が不明だけど、2022年9月23日に動画サイトで音が公開されているので、それ以前となる。

Scary Goldings / Live Featuring John Scofield (2023)

2022.09.08 10:00|2020's
SGLiveFeatJS.jpgScary Goldings
"Live Featuring John Scofield"
Label: scarypocketsfunk.com
Released: 2023
Recorded: 2022.9.4. / 2022.11.16.
(MP3) Online Only

Tracklist:
1. We Come in Peace
2. The Shakes
3. Professor Vicarious
4. Disco Pills
5. Take My Jet
6. Louis Cole Sucks
7. The Shiner
8. Day Old Socks
9. Scary Poppins

Credits:
Larry Goldings: Organ
Ryan Lerman: Guitar
Jack Conte: Wurlitzer
John Scofield: Guitar
MonoNeon: Bass (1,2,4,5,6,7,8,9)
Will Lee: Bass (3)
Lemar Carter: Drums (1,2,5,7,8,9)
Louis Cole: Drums (6)
Ted Poor (3)

Notes:
Jazz à La Villette, La Grande Halle De La Villette, Paris, France 2022.9.4. (Tk 1,2,4,5,6,7,8,9)
Echoplex, Los Angeles, USA 2022.11.16. (Tk 3)

 2023年9月8日に、配信でリリースされたスケアリー・ゴールディングスのライヴ・アルバム。いろいろ調べてみると、収録は2022年9月4日のパリ公演から8曲、2022年11月16日のロサンゼルス公演から1曲をチョイスしている。パリ公演は動画サイトでもライヴ映像が公式にアップされていて、リズム隊はモノネオンとレマー・カーター。「Louis Cole Sucks」時は、ゲスト参加したルイス・コールがドラム。ロサンゼルス公演のリズム隊はウィル・リーとテッド・プアで、「Professor Vicarious」のみセレクト。ライヴ映像と聴き比べると、各曲の頭のカウントがカットされて、スッキリした印象に。ただ、9曲という少なめな曲数と、配信のみというのがちょっと残念。アルバム『IV』と共に、ぜひCD化して欲しいなぁ。

John Scofield / Uncle John's Band (2023)

2022.09.01 10:00|2020's
602455725509.jpgJohn Scofield
"Uncle John's Band"
Label: ECM Records GmbH
Recorded: 2022.8.
Released: 2023
(CD) UCCE-1201/2

Tracklist:
CD1:
1. Mr.Tambourine Man (Bob Dylan)
2. How Deep
3. TV Band
2_JohnScofieldTrio_800x800_1_64b668c69a10c.jpg4. Back In Time
5. Budo (Miles Davis / Bud Powell)
6. Nothing Is Forever
7. Old Man (Neil Young)
CD2:
1. The Girlfriend Chord
2. Stairway To The Stars (Matt Malneck / Frank Signorelli / Mitchell Parish)
3. Mo Green
4. Mask
5. Somewhere (Leonard Bernstein / Stephen Sondheim)
6. Ray's Idea (Raymond Brown / Gil Fuller)
7. Uncle John's Band (Jerry Garcia / Robert Hunter)

Credits:
John Scofield: Guitar
Vicente Archer: Double Bass
Bill Stewart: Drums
Tyler McDiarmid: Engineer
Manfred Eicher: Executive Producer
Fotini Potamia: Cover Photo
Nick Suttle: Liner Photo
Sascha Kleis: Design

Notes:
Recorded August 2022
Clubhouse Studio, Rhinebeck, NY

 ECMでの第3弾アルバムはニュー・トリオでの2枚組アルバム!2022年8月にニューヨークでレコーディングされています。2022年2月から7月はニュー・バンド“John Scofield's Yankee Go Home”で数多くライヴ活動をしていました。ビセンテ・アーチャー、ジョシュ・ディオン、ジョン・カウハードがメンバーで、本作にも取り上げられている洋楽ロック等のナンバーをセットリストに入れていました。8月の本作のレコーディングは、ヤンキー・ゴー・ホーム・バンドとはならず、ビセンテ・アーチャーとビル・スチュワートとのトリオ編成になりました。2018年の“John Scofield's Combo 66”のリズム隊ということになります。ジョンスコのオリジナル曲のほか、ボブ・ディラン、マイルス・デイヴィス、ニール・ヤング、レナード・バーンスタイン、レイ・ブラウン、グレイトフル・デッドのナンバーを取り上げています。オリジナルの「The Girlfriend Chord」と「Mo Green」は、なんだか過去の楽曲を数曲集めて焼き直ししたっぽい感じなのはご愛嬌。前者は「It Is Written」を思い起こします。後者の「Mo Green」は、ジョンスコ自身による曲解説でも「Green Tea」に似ていると書いていますし、「Swingnova」っぽい感じも。「How Deep」は2006年時点ですでにあった曲で、2010年辺りからセットリストに頻繁に上がっていた待望のスタジオ録音版。「Mask」は2020年3月のコロナ禍にジョン・メデスキらとともに組んだ“Bandemic”で披露した曲。2005年にグレイトフル・デッドのフィル・レッシュ&フレンズへの参加を機に、現在まで数多くのデッド・ナンバーをプレイし続けるジョンスコは、「Uncle John's Band」をアルバムのラスト曲にセレクト!しかも自身のことも指してるが如く、アルバム・タイトルにもしています。グレイトフル・デッドの大ファンでもあるので、嬉し過ぎる。「Nothing Is Forever」は2013年に25歳で亡くなった愛息エヴァンさんに捧げられたナンバー。本作で取り上げられたナンバーを見渡すと、ザ・バーズに夢中になった少年時代、テレビや映画、親しんだジャズ・アルバム、年を重ねた自分、天国の息子さん、新型コロナ、近年取り組んでいるロック・ミュージックのジャズ化など、ジョン・スコフィールドのパーソナルを感じるものになっているようです。1951年12月26日生まれのジョンスコはこのレコーディング時は70歳8ヶ月。ギタリストとして長い円熟期にあるのも驚異的で、衰え知らず。彼の指先から奏でられる、ひとつひとつの音に重みと深みを感じると同時に、軽やかさやしなやかさも感じます。2020年代のジョンスコを代表するアルバムの誕生に間違いないです!