fc2ブログ
11 | 2023/12 | 01
-
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
カテゴリ

最新記事

リンク

プロフィール

JohnScoMania

Author:JohnScoMania
ジョン・スコフィールドの活動を長年フォローしてきています。またトム&ジェリーの音楽探求、アメリカ横断ウルトラクイズの使用曲も収集しています。

アクセスカウンター

John Scofield Trio / Uncle John's Band (2023)

2023.10.14 21:04|John Scofield Topics
602455725509.jpgJohn Scofield Trio
"Uncle John's Band"
Label: ECM Records
Recorded: 2022.8.
Released: 2023

Tracklist:
1-1. Mr.Tambourine Man
1-2. How Deep
1-3. TV Band
2_JohnScofieldTrio_800x800_1_64b668c69a10c.jpg1-4. Back In Time
1-5. Budo
1-6. Nothing Is Forever
1-7. Old Man
2-1. The Girlfriend Chord
2-2. Stairway To The Stars
2-3. Mo Green
2-4. Mask
2-5. Somewhere
2-6. Ray's Idea
2-7. Uncle John's Band

Credits:
John Scofield: Guitar
Vicente Archer: Double Bass
Bill Stewart: Drums

 ECMでの第3弾アルバムはニュー・トリオでの2枚組アルバム!2022年8月にニューヨークでレコーディングされています。この年の2月から7月はニュー・バンド“John Scofield's Yankee Go Home”で数多くライヴ活動をしていました。ビセンテ・アーチャー、ジョシュ・ディオン、ジョン・カウハードがメンバーで、本作にも取り上げられている洋楽ロック等のナンバーをセットリストに入れていました。8月の本作のレコーディングは、ヤンキー・ゴー・ホーム・バンドとはならず、ビセンテ・アーチャーとビル・スチュワートとのトリオ編成になりました。2018年の“John Scofield's Combo 66”のリズム隊ということになります。ジョンスコのオリジナル曲のほか、ボブ・ディラン、マイルス・デイヴィス、ニール・ヤング、バーンスタイン、レイ・ブラウン、グレイトフル・デッドのナンバーを取り上げている。オリジナルの「The Girlfriend Chord」、「Mo Green」は、なんだか過去の楽曲を数曲集めて焼き直ししたっぽい感じなのはご愛嬌。「How Deep」は2010年辺りからライヴのセットリストに頻繁に上がっていた待望のスタジオ録音版。「Mask」は2020年3月のコロナ禍にジョン・メデスキらとともに組んだBANDEMICで披露した曲。なんといっても、2005年にグレイトフル・デッドのフィル・レッシュ&フレンズへの参加を機に、現在まで数多くのデッド・ナンバーをプレイし続けるジョンスコは、「Uncle John's Band」をアルバムのラスト曲にセレクト!しかも自身のことも指してるが如く、アルバム・タイトルにもしています。グレイトフル・デッドの大ファンでもあるので、嬉し過ぎる。「Nothing Is Forever」は2013年に25歳で亡くなった愛息エヴァンさんに捧げられたナンバー。本作で取り上げられたナンバーを見渡すと、ザ・バーズに夢中になった13歳、テレビや映画、親しんだジャズ・アルバム、年を重ねた自分、天国の息子さん、新型コロナ、近年取り組んでいるロック・ミュージックのジャズ化など、ジョン・スコフィールドのパーソナルを感じるものになっているようです。
スポンサーサイト



MEB / That You Not Dare To Forget (2023)

2023.05.02 23:06|John Scofield Topics
meb 2023426MEB
That You Not Dare To Forget
Label: Legacy Recordings / Sony Music Labels Inc.
Released: 2023
Recorded: 2019-2022?
(CD) SICJ30035

Tracklist:
1. Hail To The Real Chief (Long Version)
2. Bitches Are Back
3. Over My Shoulder
4. Mellow Kisses
5. That You Not Dare To Forget

 マイルス・デイヴィスの甥であり、80年代にはマイルス・バンドのメンバーでもあった、ヴィンス・ウィルバーン・ジュニアのプロジェクト「MEB」の初アルバム。2010年結成で、長らくMiles Electric Bandと名乗って、ライヴを中心に活動。ライナーノーツに、レコーディング時期の記載がないため不確かではあるものの、ジョン・スコフィールド参加曲「Hail To The Real Chief」は2019年録音だろうし、ウォレス・ルーニーの最後の録音となった「Mellow Kisses」は2019年後半か2020年前半の録音、2022年に亡くなったバーナード・ライトの演奏もあったりするので、レコーディング時期は、曲数の割には幅がありそう。各曲の録音メンバーを見ても、バラバラなので、数年かけて録り溜めていた音源を集めたっぽい。如何せん曲数が5曲とは少な過ぎやしないか。マイルスの未発表音源に手を加えて、現代に蘇らせるという暴挙的コンセプトもみられ、「Hail To The Real Chief」、「Bitches Are Back」がそれに当たる。ジョン・スコフィールドが目当てで入手したが、既発の「Hail To The Real Chief」のロング・ヴァージョンのみだったのが、ちょっと残念。

Adam Blackstone / Legacy. (2023)

2023.04.01 14:56|John Scofield Topics
img_3ba9df13b816bae23d2a0f2d1df6a488200793.jpgAdam Blackstone
"Legacy."
Label: Bassic Black Entertainment Records
Released: 2023
Recorded: 2022
(CD) ERE864

アダム・ブラックストーンはR&B、ソウル界の名裏方で、マルチ・ミュージシャン。本作は満を持してリリースした初のソロ・アルバム。各曲共、ゆかりのミュージシャンがフィーチャーされているのだけど、そんな中にジョン・スコフィールドも!「Lost」においてフィーチャーされており、派手さは皆無の安定かつ燻し銀なジョンスコ節を披露。

Inside Scofield: A Film About Master Musician John Scofield - a film by Joerg Steineck (2022)

2022.12.03 17:32|John Scofield Topics
Inside-Scofield-DVD-DigiPack - コピー (2)Inside Scofield: A Film About Master Musician John Scofield - a film by Joerg Steineck
Label: I'm Filming Productions / Steineck Films
Released: 2022.12.2.
Recorded: 2018 - 2020
(DVD) IFPDVD001

Music Content In Chronological Order:
1.Icon At The Fair / Raymond Kabbaz, Los Angeles, CA 2018.10.18.
2.Can't Dance / Dimitriou's Jazz Alley, Seattle, WA 2018.10.11-14.
3.Soundcheck SF Funk Jam / SF Jazz, San Francisco 2018.10.21.
4.Emerald City Country Jams / Emerald City Guitars, Seattle, WA 2018.10.
5.Seattle Soundcheck Jam / Dimitrious Jazz Alley, Seattle, WA 2018.10.11-14.
6.Katonah Jam / John Scofield's Home / Katonah, NY 2019
7.Junco Partner / Hot Jazz Club, Munster, Germany 2019.2.16.
8.Can't Dance / Lewis & Clark College, Portland 2018.10.16.
9.Protocol / Album [Still Warm]
10.Applehead Cider / Bandemic: Applehead Studios, Westwood, NY 2020.3.17.
11.Blue Note Jam / John Scofield & Dave Holland: Blue Note Club, NY 2019.11.30-12.1.
12.That's What Happened / Miles Davis: Molde Jazz Festival, Norway 1984.7.27.
13.Honest I Do / Hot Jazz Club, Munster, Germany 2019.2.16.
14.LA Soundcheck Jam / Raymond Kabbaz, Los Angeles, CA 2018.10.18
15.Dang Swing / Raymond Kabbaz, Los Angeles, CA 2018.10.18
16.Phoenix Soundcheck Jam / Musical Instrument Museum, Phoenix 2018.10.20.
17.Combo Theme / The Auditorium At TSRI, San Diego 2018.
18.She Was Young / Album [Swallow Tales]
19.Combo Theme / Dimitriou's Jazz Alley, Seattle, WA 2018.10.11-14
20.Willa Jean / The Auditorium At TSRI, San Diego 2018.
21.Antonin Dvorak: Symphony No.8 in G Major, Op.88, B.163 / The Lewis & Clark Orchestra 2018
22.Dang Swing / SF Jazz, San Francisco 2018.10.21.
23.Can't Dance / Musical Instrument Museum, Phoenix 2018.10.20.

 2022年12月2日、ジョン・スコフィールドのドキュメンタリー映画『Inside Scofield』がリリースされました。ドイツのフィルムメイカーでヴィジュアル・アーティストのヨルク・シュタイネックという人物が2018年10月の「Combo 66 Tour」を中心にジョンに同行して撮影しています。要するにテレビのドキュメンタリー番組「情熱大陸」的な作風ですが、とにかくどのシーンも絵面がカッコイイ。ロード・ムーヴィーな感じもあります。ライヴ・ビデオではないので演奏シーンはどれも一部分に留まっていますが、ジョンのカトナにある自宅までも公開されていたり、車を運転する姿が観れたりとギターを弾いていないジョンの姿もたっぷり。
 DVDは「Inside Scofield」の特設サイト(https://scofield.joerg-steineck.com/)から通販ができました。限定生産1000枚で500枚は制作のためのクラウドファンディングに参加したサポーターにキープされているとあったので、すかさず入手。2022年9月19日に予約注文して、発売日当日の12月2日に到着しました。

Miles Davis / The Bootleg Series, Vol.7: That's What Happened 1982-1985 (2022)

2022.09.27 22:20|John Scofield Topics
Fc5uTq6aMAEOlka.pngMiles Davis
"The Bootleg Series, Vol.7: That's What Happened 1982-1985"
Label: Columbia Records / Sony Music Labels Inc.
Released: 2022.9.
(BSCD2) SICJ30029-31

 1980年代のアルバム『Star People』、『Decoy』、『You're Under Arrest』の3枚の制作期間にスポットが当てられ、蔵出し音源やら1983年7月7日のモントリオール公演のライヴが3枚組のボリュームで2022年9月リリース。ボツ曲がわんさか出てくるかと思いきや、なんだか痒い所に手が届かない感じのBOXセット。それでも編纂にあたっては、ジョン・スコフィールドも秘蔵テープを提供するなどしているし、これでも頑張って音源を寄せ集めたのだろうね。マイルス時代のジョン・スコフィールドのギターもたくさん聴けるので満足感もある。やっぱ、聴けないより聴ける方が遥かに良い!